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朝日新聞の橋下氏「従軍慰安婦」報道
木走正水(きばしりまさみず)2013年05月15日 12:31(BLOGOS

日本の政治家が、こと「従軍慰安婦」に関わる問題発言をすると
過剰にまでに反応する朝日新聞というメディアに関して、
連携するニューヨーク・タイムス報道を交えて、
報道の事実だけを徹底的にトレース検証しておきましょう。

朝日新聞のマッチポンプ「従軍慰安婦」報道をメディアリテラシーしておきましょう。

橋下氏の問題の発言が起こるや朝日新聞は
ネット上でどこよりも詳細報道をはじめます、一部をご紹介。

●朝日新聞

橋下氏と記者団とのやりとり(5月13日午前と午後) 2013-05-14
http://www.asahi.com/politics/update/0514/TKY201305140366.html

「女性軽視」「旧軍的」…橋下氏「風俗活用」発言に波紋 2013-05-14
http://www.asahi.com/politics/update/0514/OSK201305140001.html

維新・橋下氏の発言に物議「慰安婦制度、必要だった」市民団体「感覚が恐ろしい」 2013-05-14
http://www.asahi.com/shimen/articles/OSK201305130190.html

で、ワシントン支局を動かし、
米国防総省から「ばかげている」発言を引き出し、一気に事態の国際化を図ります。

米国防総省「ばかげている」橋下氏の「風俗業」発言に

【ワシントン=大島隆】日本維新の会の橋下徹共同代表が、
沖縄県に駐留する在日米軍の高官に「もっと風俗業を活用して欲しい」と述べたことについて、
米国防総省の報道担当者は13日、朝日新聞の取材に対して「我々の方針や価値観、法律に反する。
我々は地域の人々に敬意を払うよう心がけており、
いかなる問題であれ買春によって解決しようという考えは持っていない。ばかげている」と話した。
米軍は軍法で、軍人がお金を払って性行為をすることを禁じている。

橋下氏は13日午前に、旧日本軍の慰安婦について
「慰安婦制度が必要なのは誰だってわかる」などと発言。
同日夕にこうした発言を巡る質疑の中で、今月初旬に沖縄県の米軍普天間飛行場を訪問した際に、
米軍の司令官に「『法律の範囲内で認められている中で、
性的なエネルギーを合法的に解消できる場所は日本にあるわけだから、
もっと真正面からそういう所(風俗業)を活用してもらわないと、
海兵隊の猛者の性的なエネルギーをきちんとコントロールできないじゃないですか。
建前論じゃなくて、もっと活用してほしい』と言った」と述べた。
http://www.asahi.com/international/update/0514/TKY201305130521.html

ここで、朝日新聞東京本社に日本支局を置く
ニューヨーク・タイムスが例によってヒロコ・タブチ記者により、はでに世界発信をいたします。

●ニューヨーク・タイムス

Women Forced Into WWII Brothels Served Necessary Role,Osaka Mayor Says
By HIROKO TABUCHI
Published: May 13, 2013
http://www.nytimes.com/2013/05/14/world/asia/mayor-in-japan-says-comfort-women-played-a-necessary-role.html?smid=tw-share&_r=1&

この段階で、世界の英字紙の多く、
例えばシドニー・モーニング・ヘラルドなどのたくさんの提携している
ローカル紙はニューヨーク・タイムス記事をそのまま掲載します、以下のごとくです。

●The Sydney Morning Herald

Japanese mayor's WWII comment sparks outrage
Date May 14, 2013
Hiroko Tabuchi
http://www.smh.com.au/world/japanese-mayors-wwii-comment-sparks-outrage-20130514-2jj74.html

世界中に大阪市長の発言が
"NY Times(ニューヨーク・タイムス)によると"という形で引用され始めます、
こうして提携していないローカル紙も後追いします、以下のようにです。

●Australia Network News

Japanese politician defends use of sex slaves
By North Asia correspondent Mark Willacy, staff
Updated Tue May 14, 2013 7:56am AEST
http://www.abc.net.au/news/2013-05-14/japanese-politician-defends-wartime-use-of-sex-slaves/4687332?section=australianetworknews

で、こうなりますと、BBCのような影響力のあるメディアも取り上げることになります。

●BBC

Japan WWII 'comfort women' were 'necessary' - Hashimoto
Toru Hashimoto said former comfort women should be offered "kind words"
A prominent Japanese politician has described as "necessary"
the system by which women were forced to become prostitutes for World War II troops. http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-22519384

この段階になると橋下氏の発言の
センセーショナルな部分だけが報道され余計な部分はそぎ落とされますから、
読んだ人はみんな「日本人は何を考えているんだ」と驚きます。

在米日本人も例外ではありません、BBCニュースを読んだ日本人の反応です。

●米国在住日本人の反応

橋下発言は女性と軍人に対する大いなる侮辱だけでなく、日本人全員の顔に泥を塗る行為だ
http://blogos.com/article/62310/

彼は「ここまで他国の人々の心を逆なでするものは始めてだ」と嘆きます。

橋下氏の慰安婦容認発言は、海外でも取り上げられている。
特にBBC の記事は非常にストレートだ。冒頭の部分を直訳するとこうなる。

橋下曰く「日本の従軍慰安婦は必要であった」

日本で注目を集めている政治家が、
第二次世界大戦中に女性達を強制的に売春婦にした
システムのことを「必要だった」と表現した。

大阪府知事である橋下徹氏によると、
従軍慰安婦は命をかけて戦う兵士たちに「安らぎ」を与えていたそうだ。
彼は、その女性達が「自分たちの意思に反して」その仕事をしていたことも認めている。

BBC: Japan WWII 'confort women' were 'necessary' - Hashimoto

これは致命的だ。今まで日本の政治家はさまざまな失言を繰り返して来たが、
ここまで他国の人々の心を逆なでするものは始めてだ。
女性はもちろん、軍人に対する大いなる侮辱だ。

こうして橋下氏の発言はセンセーショナルに世界を一周し、
日本の世論・政界にフィードバックしていきます、
政界も世論も国際メディアの反応も受けて批判一色となります。

さあ一夜明けて朝日新聞はマッチポンプ報道の仕上げをします。
15日紙面報道は一面から社会面まで、社説から読者の声欄まで、
10本以上の橋下発言批判記事で埋め尽くされます。
ネット上のリンクは省きますが以下のとおり。

●朝日新聞(15日)

<一面>
・橋下氏発言に波紋慰安婦・風俗

<二面>
・橋下氏止まらぬ持論
・「慰安婦必要」石原氏が同調
・「ばかげている」米が苦言

<四面>
・石原氏の発言(要旨)
・松井・維新幹事長の発言(要旨)

<十一面>
・橋下氏の慰安婦発言に反発
・韓国「また妄言」
・中国「人権問題」

<十四面>
・声欄・橋下氏の「慰安婦必要」に絶句
・(社説)橋下市長これが政治家の発言か

<三十八面>
・「沖縄の女性を侮辱」
橋下氏の風俗活用発言に反発

ここまで、朝日新聞というメディアに関して、
連携するニューヨーク・タイムス報道を交えて、
報道の事実だけを徹底的にトレース検証してまいりました。

このタイミングで、朝日新聞(ニューヨーク・タイムス)マッチポンプ「従軍慰安婦」報道を
メディアリテラシーしておくことは、私たち国民がメディアリテラシー
つまりメディアの報道意図を正しく読み取りメディアにだまされないために、
極めて重要であると思われます。

なぜなら、過去に当ブログで検証したとおり、この「従軍慰安婦問題」の真の生みの親は、
一連の朝日新聞捏造報道であるといって過言ではないからです。

ネットで少なからず話題になりましたが、未読の読者は短い記事ですので、どうかよろしければご一読ください。

2012-09-01 「河野談話」の真の生みの親は朝日新聞である
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20120901

つまり、「従軍慰安婦問題」を国際問題化した張本人のメディアが、
今も火に油を注ぐ報道に執着しているということです。
これこそ見事な朝日新聞によるマッチポンプ報道といえましょう。

この記事を筆者のサイトで読む


なぜ、朝日新聞は深刻な虚偽報道を繰り返すのか?
西村幸祐 (2013年5月26日 5時10分)(Yahoo!ニュース

特に慰安婦問題になるとほとんどが捏造、歪曲、偏向報道になる。

〜中略〜
橋下大阪市長の慰安婦に関する発言が波紋を広げ、世界的にも騒ぎになっている。
いま、ここで私がお伝えしたいのは、橋下市長の発言の是非や妥当性についてでなく、
橋下市長が記者会見で語った言葉がどのように国内外に報道され、
それがどのようなレスポンスを生んだかということだ。それをあらかじめ断っておきたい。

じつは、慰安婦問題の本質はそこにあるからである。
特に国際的な規模で情報がロンダリングされることに慰安婦問題の本質が横たわっている。

情報ロンダリングは二つのケースがある。一つはメディア間で情報が取り交わされる内に、
自然と情報が変化し行くケースで、これは伝言ゲームってヤツなのでお分かりだろう。
二つ目は、情報回路の中で恣意的に情報が変化させられるケースで、
しばしばプロパガンダに使われる悪質な情報ロンダリングである。

朝日が5月17日に報じた《米政府「言語道断で侮辱的」 橋下氏発言を厳しく非難》という記事で、
二つ事実の改変、もしくは捏造を行った。

これは、5月16日の米国国務省の記者会見を伝える記事なのだが、まず、記事の中ほどにある

《橋下氏は6月に訪米を予定しているが、当局者は「橋下氏のこうした発言を踏まえると、
面会したいと思う人がいるかはわからない」とも述べ、要人と会談はできないとの認識を示した》

という記述が本当かどうか信憑性がゼロなのである。
実際の記者会見では、米国務省のサキ報道官は全くそのようなことを発言していない。

おまけに朝日はWEB版で《橋下氏発言を非難する米政府当局者のコメント(全文)》を掲載し、
《橋下市長は米国訪問を計画しているそうだが、こうした発言を踏まえると、
面会したいと思う人がいるかどうかはわからない》という報道官の言葉を引用している。

しかし、この言葉がサキ報道官から発せられた記録は米国務省の記者会見のページに存在しない。
実際に会見の動画を見ても朝日に掲載された記者とのやり取りはないのである。

つまり架空の記者会見をデッチ上げて、橋下市長を貶める会見内容に粉飾していたのだ。

この会見で実際にやり取りがあった朝日の最後の質問は、大島隆特派員が米政府に
「慰安婦と呼ぶのか、性奴隷と説明するのかどちらですか」と訊くシーンだ。

サキ報道官は「(米政府が)定義をするかどうか分からないし、従来通り慰安婦と説明します。
あなた方(朝日)が細かく考えた性奴隷と言ってほしいんでしょ」と答えたのである。

もし報道官が「性奴隷という言葉で説明する」と答えていたら、朝日は一面トップで
「米政府 慰安婦を性奴隷と認定」などという大見出しが躍っていたであろう。

しかし、期待通りの答えを引き出せなかったので
橋下市長に面会したいと思う人がいるかどうかはわからない、
という架空の質疑内容を掲載したのではないだろうか。

そもそもこの騒ぎは、5月13日に橋下市長が長い会見での話の中で
「慰安婦必要だった」と言った部分だけをメディアが大きく取り上げたことが発端だった。
ほとんど河野談話と同じなような内容を話した橋下氏が血祭りにあげられたのは皮肉と言うしかない。
河野談話が命と思っているメディアが橋下批判を繰り広げたのは滑稽でもある。

しかし、滑稽でないのは、橋下市長が「慰安婦、必要だった」と言った「慰安婦」という言葉が、
AP通信などでsex slave「性奴隷」に置き換えられ、
「性奴隷、必要だった」と世界中に配信されたことである。

朝日は「従軍慰安婦」という言葉がすでに歴史的に否定され使用できなくなったので、
どうしても「性奴隷」という言葉を使いたいのだ。
このように、慰安婦問題は捏造の中から生まれ、捏造で増殖され、捏造と虚像に収斂する空騒ぎなのである。

2013年5月26日 5時10分:西村幸祐
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nishimurakohyu/20130526-00025206/ / 魚拓



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